「また考えてる…やめなきゃ」
そう思うのに、止まらない。むしろ「やめなきゃ」と思えば思うほど、頭の中でぐるぐるが加速していく。
気になりだしたら、もう最後です。
職場での上司の一言。「あの言い方、どういう意味だったんだろう」「私、何か悪いことしたかな」って、仕事中もずっと頭の片隅にある。目の前の作業をしながらも、心はずっとそこに引っかかっている。
LINEの返信が、いつもより少し遅いだけ。それだけで「もしかして怒らせた?」「なんかまずいこと言ったかな」って、既読がついた時間を何度も確認してしまう。
友達との会話で自分が言った一言を、夜になってから「あれ、変だったかな」「気を悪くさせたかも」って、何度も何度も頭の中でリプレイする。相手はもうとっくに忘れているかもしれないのに。
ごはんを食べてる時も。お風呂に入ってる時も。布団に入って、やっと一日が終わって、目を閉じても。
頭の中はずっと、同じシーンをぐるぐる、ぐるぐる。
「いい加減にしろ、自分」「もう考えるのやめよう」って、強く念じる。きつく目をつぶって、無理やり別のことを考えようとする。
でも、やめようとすればするほど、なぜか余計くっきりと思い出してしまう。まるで、抑えこもうとした分だけ、強く跳ね返ってくるみたいに。
そうして気づけば、また時間が過ぎている。眠れないまま、「明日もしんどいな」とため息をつく。
繊細さんって、こういうこと、多いですよね。私も、ずっとそうでした。
何年も、この「頭のぐるぐる」に振り回されてきました。考えたくないのに考えてしまう自分を、「なんでこんなに引きずるんだろう」と責めてきました。
でも、あることを続けるようになってから、気づいたら自然に、ぐるぐるが止まっていたんです。
「やめよう」と頑張ったわけじゃない。力ずくで止めたわけでもない。ただ、寝る前に、ちょっとしたことをするようになっただけ。
今日は、そのコツをお話しします。🌿

考えるのをやめようとしても、余計気になっちゃうんだよね…

それね、あなたの意志が弱いんじゃなくて、脳の仕組みなんだよ。やめようとするほど、逆に思い出しちゃうんだ。
なぜ「やめよう」としてもダメなのか 🌱
じつはこれ、あなたの心が弱いからじゃなくて、脳の仕組みのせいなんです。
「考えるな」と思うと、脳は「何を考えちゃダメなんだっけ?」と確認するために、その対象を一度わざわざ思い浮かべてしまう。つまり「考えるのをやめよう」と念じるたびに、脳はそのことを思い出している。
有名なのが「白いクマ」の実験です。「白いクマのことだけは、絶対に想像しないでください」と言われると、もう白いクマしか浮かばなくなる。やめようとするほど、頭がそれでいっぱいになってしまう。
繊細さんは、感じる力が強いぶん、この「跳ね返り」も人より強く起きやすいんです。一度気になったことを、深く、くっきりと処理してしまうから。
だから、やめようとしてうまくいかなかったのは、あなたが弱いからじゃない。やり方の問題だっただけなんです。
止めようと戦えば戦うほど、ぐるぐるは元気になる。それなら、戦わずに、そっと別の方へ意識を向ける方法を選べばいい。次に、そのやり方をお話しします。🌿
「よかったこと探し」がなぜ効くのか 🔍
私がたどり着いたのは、「今日よかったこと」を探す、というシンプルな方法でした。
ポイントは、ぐるぐると戦わないこと。
やめようとするんじゃなくて、別のことに意識を、そっと向ける。これが繊細さんのぐるぐるには、よく効きます。
なぜかというと、「今日よかったこと」を探そうとした瞬間、脳は自然と、今日一日を最初から振り返り始めるからです。
朝起きてから、今までのこと。何があったかな、何が気持ちよかったかな、と。
そうやって一日をスキャンしているうちに、さっきまでぐるぐるしていたこととは、別の記憶が浮かんでくる。「そういえば、お昼のコーヒーおいしかったな」「あの人、ありがとうって言ってくれたな」と。
ぐるぐるを、力ずくで止めるんじゃない。別の、あたたかい記憶で、自然に上書きしていくイメージです。
戦わないから、跳ね返りも起きない。気づいたら、さっきまでの「嫌なこと」より、「よかったこと」のほうに意識が移っている。
無理にポジティブになろうとしなくていい。ただ、今日の中にあった小さな「よかった」を、探してみるだけ。それだけでいいんです。🌿

やめようとするんじゃなくて、別のことに目を向けるんだ…

そう、戦わないのがコツ。ぐるぐると正面からぶつかるより、そっと「よかったこと」のほうを見るほうが、自然に静かになっていくよ。
実際のやり方(3ステップ) ✨
難しいことは何もありません。私が実際にやっている方法を、そのまま紹介します。
① 寝る前に、スマホのメモを開く
アプリはなんでもOK。私はスマホに最初から入っている、標準のメモ帳を使っています。
「今日のよかったこと」というタイトルのメモを、ひとつ作っておく。そこに毎晩、書き足していくだけ。わざわざノートとペンを用意しなくていいので、布団の中でもできて、続けやすいです。
② 「よかったこと」を1〜3個書く
その日にあった「よかったこと」を、思い浮かんだまま書くだけ。
きれいな文章じゃなくていい。「コーヒーおいしかった」「定時で帰れた」——単語みたいなメモで十分です。
1個でもいい日もあれば、3個書ける日もある。考えすぎず、その日に出てきた分だけでOKです。
③ 「小さいことでいい」が、いちばん大事なコツ
ここが、いちばん大切なポイント。
「よかったこと」を、立派な達成にしようとしないこと。「資格に受かった」みたいな大きなことを探そうとすると、見つからなくて、逆につらくなってしまいます。
そうじゃなくて、本当に、小さいことでいいんです。
「お茶がおいしかった」「今日は定時に帰れた」「ちゃんと朝ごはん食べた」「空がきれいだった」——そのくらいで、十分すぎるくらい。
小さければ小さいほど、毎日見つかるから、続けやすい。そして、小さな「よかった」に気づける目は、繊細さんがもともと持っている力でもあるんです。🌿
まとめ:気づいたら、止まってた 📝
最初は、半信半疑でした。「こんなことで変わるの?」って、正直思っていました。
でも、続けていくうちに、ある夜、ふと気づいたんです。
あれ、今日、ぐるぐるしてない。
考えるのをやめようとしたわけじゃない。頑張って気持ちを切り替えたわけでもない。ただ、寝る前にメモを書いていただけなのに、いつのまにか頭の中が、静かになっていました。
戦わなくていいんだ。そう思えたとき、すっと肩の力が抜けたのを、今でも覚えています。
- ぐるぐるを「やめよう」とすると、逆に跳ね返って強くなりやすい
- 繊細さんは脳の仕組み上、特にこの「跳ね返り」が起きやすい
- 戦うんじゃなくて、「よかったこと探し」で自然に上書きするのが効く
- スマホのメモに、小さなよかったことを1〜3個書くだけ
- 続けるうちに、気づいたらぐるぐるが止まっている
「考えるのをやめなきゃ」「早く忘れなきゃ」って、あなたはこれまで、ずっと自分と戦ってきたんだと思います。
眠れない夜に、何度も自分を責めて。「なんでこんなに気にするんだろう」「もっとさらっと流せたらいいのに」って。その夜の数を思うと、本当に、よく頑張ってきたねと、伝えたくなります。
でも、もう、戦わなくていいんです。
あの頭のぐるぐるは、あなたが弱いから起きていたんじゃありません。人の言葉をちゃんと受け止めて、相手の気持ちまで想像できて、深く感じられる——繊細なあなただからこそ、起きていたこと。
それは、欠点じゃない。あなたの優しさの、裏返しなんです。
その同じ感じる力を、今度は「小さなよかったこと」を見つけるほうに、そっと向けてあげてください。あなたはもともと、ささやかな幸せに気づける目を持っているから。きっと、上手にできます。
無理にポジティブにならなくていい。今日の中にあった、ちいさな「よかった」を、ひとつだけ。
「お茶がおいしかった」、それで十分。
その小さなひとつが、あなたの夜を、少しずつ、少しずつ、やわらかくしてくれます。
今日も一日、本当におつかれさまでした。
どうか今夜は、ぐるぐるを手放して、ゆっくり眠れますように。🌿


今夜、寝る前に「お茶がおいしかった」って書いてみる。

それでいい。小さければ小さいほど続くから。戦わなくていいんだよ。おやすみ、ゆっくりね。
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深呼吸して、私は今日もここにいる。💚


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